日本語教師、プログラマーになる。

韓国に嫁いで日本語を教えていましたが、なんやかんやでiOSアプリ作ってます。

うちの社長はポンポナダ

アンニョンハセヨ、らばんじんです。

突然ですが韓国語にはポンポナダという単語があります。

 

なんだか「ぽんぽこたぬき」みたいで発音は可愛らしいですが、意味は…。可愛くありません。

 

さて、今日はそんな社長のポンポナダエピソードをご紹介します。

ちょっと愚痴っぽくなってしまっていますが、海外就職おもしろエピソードということでご容赦ください。

 

プロジェクトも一段落してホッと一息ついていたある日、私はiPhoneでのテストがうまくいかなくて、同じiOS担当者さん(以下iOSさん)に見てもらってました。

すると突然社長から社内メッセンジャーが。

 

社長:らばんじんさん

私:はい

 

社長:(国番号つきの電話番号)

私(なんだろう?電話番号かな?3がついてるから東京か)

 

社長:ここ、銀座の◯◯ホテルって言うんですけど(知らんがな)

社長:昨日ここに泊まったんですけど(知らんがな)

社長:私ここに名刺忘れてきたんですよ(知らんがな)

(ここらでiOSさんが異変に気付く)

社長:らばんじんさんがここに電話して

社長:部屋にあるかどうか聞いてください

 

そう、社長は出張中だったのです。

日本に。

 

えっともしかしたら社長はじめ、知らない人もいるかもしれないので言っときますね。

ここは韓国です。(怒)

 

私:はい、国際電話ってどこ押したらいいですか?

私:私ここの電話って使った事がなくて

社長:あ、うち電話ないですよ

私(そういや見た事なかった)

社長:携帯電話からかけなければなりません

 

?(°▽°)

 

しばらく意味がわからず固まる私&iOSさん。

 

iOSさん「は?(威圧)」

 

普段は大変穏やかで可愛いものが大好き(最近お気に入りのアニメは「ぼくらベアベアーズ」)な韓国男子ですが、キレると怖い方です。

 

iOSさん「まーた社長がふざけた事言い出した〜!!!」

 

それが号令だったかのように、ドヤドヤと集まってくる社員達。

状況を説明するiOSさん。

 

iOSさん「国際電話かけさせようとしてるんすよ!」

みなさん「うち固定電話なくないですか!?」

iOSさん「個人の携帯でかけろって事っすよ!」

みなさん「いくらだと思ってんだ!?」

 

みなさん「ていうか現地の通訳さん(※プロの方ではなく社長の友人)は?」

私「帰っちゃったそうです(※通訳さんは大阪在住)」

iOSさん「通訳さんいるから大丈夫!ってドヤ顔してたのにどういう事だよ…」

みなさん「絶対かけちゃダメですよ!」

私「あっハイ」

 

みなさん「国際電話は止められてるって言ってみたらどうでしょう?」

私「それいいですね!」

 

iOSさん「ていうか英語でよくないですか?」

私「あっ本当だ」

 

早速返信。見守る同僚たち。

 

私:英語でも大丈夫ですよ

社長:…

 

(あっ怒ってる)

 

社長:さっきかけてみたんですけど

社長:安いところなので

社長:英語が通じません

社長:ㅠㅠ

 

私「だそうです」

一同「」

 

っていうかそれは社長のコングリッシュが訛りまクリスティーなだけでは????

 

仕方がないので、謝ったもん勝ちとばかりに先手を取ります。

 

私:国際電話デキマセン。

私:ゴメナサイ(突然片言)

 

返信なし。

 

目標、完全に沈黙しました!

 

というわけでしばらく経ったのち、事の顛末が送られてきたのでした。

 

社長:もう一回かけてみたら

社長:英語できる人が出ました

私:そうですか!よかったですね!お疲れ様です

社長:お疲れ様です

 

これに対しての、iOSさんの反応

「あっこれ絶対(1度目の)電話かけてねえじゃん」

 

そんなこんなで、職場には慣れたのですが、結構振り回されて大変だったりします。

 

ただ帰国した社長はニッコニコでお土産配ってて、気まずくなったりとかはなかったので、それは結構助かってます。完全に忘れてるのか、それとも元々悪気がないのかはわかりませんが…。

 

みなさんにお伝えしたいことは、海外で働いていて、「理不尽だなぁ」「イヤだなぁ」って思うことは、大抵現地人にとってもイヤなことなんだってことです。

同じ人間ですもんね!

 

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ちな

一番イラっときた

ポイントは

こんな感じで

ちょこっとずつ文章を

区切るとこです

 

アラートがたくさんきて怖いので、お仕事ではちょっと遠慮していただきたいですね。