日本語教師、プログラマーになる。

韓国に嫁いで日本語を教えていましたが、なんやかんやでiOSアプリ作ってます。

猫に腫瘍が!韓国の動物病院で手術しました。前編

こんにちは、韓国で拾った猫を育てているらばんじんです。

 

韓国語ではペットを「飼う」ではなく「育てる」という表現をします。すでに大人の猫に対して、なんだか妙な感じがしますが。

 

さて猫は二匹いるのですが、上の子「なな」は抱っこが大嫌いなプライドの高い三毛猫です。触るくらいなら、なんとかお許しを頂けるようになりました。

義実家のある麗水(全羅道)というところの道端で拾いました。同郷のよしみで、おっぱは溺愛しています。

 

そんな女王様なので、下々の者(わたくし)が抱っこしようとすると怒って噛み付いたり引っ掻いたりします。…はずが、その日は珍しく、大人しく抱っこさせてくれたのです。

珍しいこともあるものだな、と思って撫でていたら…。

なんだか、目の上、人間なら眉毛のあるあたりに、ピンク色のニキビのようなものが見えました。

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こうして見ると立体感もあって非常に目立つのですが、 正面から見ると冗談みたいに全然わからない!抱っこして、上のアングルから覗いたからこそ発見できました。

 

慌てておっぱを呼びました。「ななの頭に何かある!」

「ほんとだねぇ」とさほど気にしてない様子のおっぱ。

猫の皮膚のできものは、良くないと聞いたことがあります。以前、実家に住んでいたころ「猫の手帖」や「ねこのきもち」など猫関係の雑誌を購読していたのですが、その中に読者の投稿で「猫にニキビのようなものができ、皮膚病と思い病院へ連れて行ったらガンの疑いがあると言われ手術した」という内容があったことを覚えていました。

 

それで、猫はなるべく抱っこの好きな子に育て、しょっちゅう触って早期発見、早期治療が大切という知識だけはあったのです。 

我が家のななは抱っこが嫌いなので、気をつけていたつもりではあったのですが、恐れていたことが起きてしまいました…。

 

おっぱに話すと、慌てて動物病院を探してくれました。いつもは「こげたものを食べるとガンになるよ!」「そんなに醤油をかけたらガンになるよ!」とうるさい私のありがたいTipsをさんざん無視しているおっぱですが、さすがに猫のこととなると態度が違います。

素人判断ですが、疑われる病名は「肥満細胞腫」。韓国語でも漢字そのまま、비만세포종と呼ぶようです。

 

予防接種で通っている病院はあったのですが、引っ越してしまってからちょっと遠いので、代わりの病院を探そうねと言っていた矢先の出来事でした。

 

しかし、手術が上手いと評判の外科専門の獣医さんがいるという病院を発見。距離もかなり近くなるため、さっそく予約したのですが、すでに予約がいっぱいで3日くらいかかると言われてしまいました。

電話で症状を話すと、やはりほぼ手術でしょうとのこと。

 

せっかく早期発見したのにな〜と思いつつも、少しでも大きくなったら即いつもの病院に行くことを約束して待つことに。これまで風邪ひとつひいたことのない子で、予防接種の注射だけでもビビりまくりなのに、腫瘍を切り取るなんてことになったらどうなってしまうのでしょう〜。

待ちに待った当日、心配で仕事が手につきません。ドキドキ…あっおっぱからの連絡だ!

 

おっぱ「この病院ねこちゃんいっぱいいるよ〜^^」

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おお〜!すごい!かわいい!猫カフェみたい〜!!

じゃねえよ!うちの子はどうなんだよ!(笑)

「なな」は動物病院の猫たちから一匹ずつ順番に挨拶され、ビビりまくっていたようです。礼儀正しい猫ちゃんたちですね(ヤクザかな?)

その後、またしばらくしておっぱから連絡が。

 

おっぱ「今日手術だって…」

わたし「え、今日!?」

てっきり事前の検査だけだと思っていたのですが、いきなりの手術。皮膚表面の切除とはいえ、全身麻酔での手術。さっきにも増して仕事が手につきません…。いや、普段からそんな真面目に働いてないんですが。同僚も心配してくれています。

 

そして送られて来た写真がこちら

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 な、ななーㅠㅠ

女の子なのにヤクザみたいな傷跡つけちゃって!!ㅠ

 

獣医さんには「キャプテンハーロックみたいですね」と言われたそうです。獣医さん、渋いな!

 

ちなみに、かかった料金ですが、念の為健康診断もつけて60万ウォンでした。ぐふっ…。

 

切除した腫瘍は、大学病院で組織検査に回されます。検査には10日くらい、二週間経ったら抜糸できるとのこと。落ち着かない日々が続きます。

長くなってきたので、続きはまた次回…。

 

※後編書きました!

lavandin.hateblo.jp