ネイルペウムカード(職業訓練)を申し込みました
アンニョンハセヨ?らばんじんです。
私事ですが最愛の祖父が亡くなり、しばらくゴタゴタしていました。
(っていうかブログなんてものは、私事のかたまりなのですが…)
綺麗に焼かれて骨になってしまった祖父を見て、色々と考えてしまいました。
同時に、周辺でも色々なことがありました。
おっぱが突然働くと言いだし、職業訓練を探し始めました。
同僚の一人(エンジニア)が辞めると言いだしました。(まだ未確定)
他の同僚(事務)が月末で辞めることになりました。(こちらは確定)
私自身のことを言うと、ロシア語と日本語のランゲージエクスチェンジをしていたのですが、辞めました。
学生さんながらロシア語の家庭教師をしている方だというので始めましたが、文法の説明もわかりづらいし、私の求めている授業ではなかったようなので、忙しさを言い訳に辞めることにしました。
私も腐っても元日本語教師、悪く言うのもあれですが、さすがに10歳も年下の大学生にバカにされながら、ジョブズの言っていた「明日もし死ぬとしたら、今やっていることは本当にやりたいことなのか?」という言葉が頭を過ぎりました(笑)。私ジョブズはそんなに好きではないのですが…(笑)。
辞めると話したら、あまりにもあっさり「わかりました」と言われ、拍子抜けしてしまいました。やっぱり年上の学習者に教えるというのは難しいことなんだと思います。私も参考になりました。ロシア語はもう、韓国人には教わらず、地道に独学でやっていこうと思います。
代わりに、タイトルにも書いたネイルペウムカードを申請しました。
ネイル=明日、ペウム=学びという意味で、職業訓練校の授業料を払うカードのことです。
クレジットカードというか、チェックカードのような形態ですが、これがなかなか面白いシステムで、このカードには、政府から支給されたお金というか、ポイントのようなものが入っているようなのです(?)。これで会計すれば、タダまたは割引価格で授業を受けられるというしくみです。
私がプログラミングの仕事を探すときにやった職業訓練は、このネイルペウムカードとはまた違った講座だったのですが、
失業者だけでなく中小企業で働いている労働者も、この制度を利用することができるのだそうです(会社の規模などによって違いがあるようです。弊社はOKでした)。
申請すればすぐにでも認定されると、雇用センターから帰ってきたおっぱが教えてくれました。
おっぱは、前の職場でひどいパワハラを受けて退職してからというもの、迷走していました。あれこれやりたい仕事を変えては、すぐに諦める。それが、今回の祖父の死で、ぱたりと考え方が変わったようです。とにかく自分にできる仕事をして、貯金をしながらやりたいことを目指そうと。
おっぱがやろうと考えているのは、建築関係の仕事です。
言うまでもなく、学歴社会の韓国では、バカにされ蔑まれる仕事です。
シオモニも口では体の心配をしていましたが、本心では大学まで出させ、英語も日本語もペラペラな息子に、そんな「下等な」仕事はやってほしくないのでしょう。電話で言い争っているのを聞いてしまいました。
ちなみにシオモニは独身時代、当時最先端の職業だったタイピストをやっていました。シアボジは船員だったので、危険な仕事はやってほしくないという気持ちもあるのでしょう。
しかし、幸いというかなんというか、妻である私は日本人です。偶然にも私の父も、亡くなった祖父も、叔父も従兄も…みんなブルーカラーです(建築ではないですが)。地方とはいえ家庭を持ち、家も建てて、立派に暮らしています。父は「うちは貧乏や」が口癖なのですが、今考えるととんでもなく裕福な少女時代を過ごさせてもらいました。
この国にいると、日本人に生まれたことがハンデのように感じることが少なくないのですが、少なくとも今回だけは、おっぱがどんなに他の韓国人からバカにされようとも、妻である私だけは、認めて応援することができます。
私の親戚も、間違いなく一目置いてくれるでしょう。
多分結婚してからほとんど初めて、日本人でよかったなーなんて思ってしまいました(笑)。
そのネイルペウムカードですが、平日は会社に通っているので、必然的に土日の講座を中心に探すことになります。幸いにも、もともと興味のあったPythonの講座は土日開講が多いようです。
ロシア語のランゲージエクスチェンジとは別に、週末に通っていたロシア文学の読書会のメンバーにも話をしました。
読書会のメンバーは、辞めていく人や幽霊会員が増え、ほぼ私が固定メンバーのようになってしまっていたので、言い出しにくかったのですが…。
だんだんと罪と罰やアンナ・カレーニナなどの長編が増え、仕事が忙しくて読みきれないこともあり…。中途半端な形で参加するよりは、たまに飲み会にでも顔をだした方がいいのではないかと思うようになりました。
実のところ、ロシア文学はどうしても政治や宗教の話がからんでくるので、日本人の私がいると話しづらいこともあるようで、居心地の悪さを感じることが多くなってきてしまいました。
このままずっとiOSの仕事だけをやっていくというのも、不安があるし…。お友達ができるといいなぁという淡い希望もあるので、訓練を受けてみようかなーと思っています。
おっぱが「やろうよ!せっかくタダで受講できるのに、やらないなんてもったいないよ」としつこく勧めるので、最初のうちは正直ちょっとウザいなぁなんて思っていたのですが(ごめんなさい)、ランゲージエクスチェンジの件で、本当にやりたいことって何だろう?と考えた結果、「土日は読書会があるから空けておかなければ」ということに囚われ過ぎていたのかな…。と思うようになりました。
Pythonは本は読んだけど、まだまだ自由に使いこなすというには程遠いので、せっかくタダなのだから講座を受けてみて…。あわよくば転職に繋がったらいいな、なんて考えています。
以前Kindle Unlimitedで読んだPythonの本です。リフローレイアウトで読みやすかった。講座の申請が通ったら、また読まないといけないですね。